今回はある整骨院の雨漏り処置工事です。
トイレの天井で雨漏りしているとのご相談をいただき、調査に伺いました。
1月ということで雪が降ったあとに雨漏りが起こったそうです。
それ以前にも激しい雨のあとや、長く雨が続いたあとに雨漏りが起こっていたとのことでした。
雨漏りの原因箇所を特定するため、外から水をかけて調査しました。
上の位置図の➁と➂はトイレの上ではありませんが雨漏りが確認されました。
➃の場所では雨漏りによるサビがありましたが、今回の調査では雨漏りは確認できませんでした。
しかし、屋根のフックが緩んでいたり、取れてなくなっていたりしたことから、雨水が侵入してサビになっていることが分かりました。
そこで、1月の調査ではトイレ天井裏のCバーの上に木を置き、次回雨漏りがあった時に木が濡れるか否かで、Cバーの上から雨水が落ちてきて雨漏りをしているのか、Cバーの下を伝って雨漏りしているのかを判断することにしました。
そして4月に雨漏りがあったとの連絡をいただき、現場に向かいました。
雨漏りの箇所の天井裏を確認したところ、
写真の➀の天井裏の床、
その上の➁の鉄骨、
さらに上の➂の断熱材で雨漏りの痕が確認されました。
また、1月の調査でフックボルトが緩んでいたり、なくなっていたりすることが確認されていたことから、フックボルトが緩んだ隙間から下の断熱材に水が染み込み、激しい雨が降った後や長時間雨が降った後には染み込んだ水が溢れて垂れ、トイレの天井から雨漏りしていることが分かりました。
そこでフックボルトにコーキングを打って雨漏り対策を行いました。