屋根の構造

屋根ってどうやってできてるの?

屋根の構造、図解

垂木(たるき)

頂上の棟木から垂らすように斜めに取り付けられているから[垂木:たるき]と呼ばれている。
屋根の斜面を支える構造体。

屋根の傾斜に沿って上から下へ座枯れている構造材。
この材料が屋根の基本。
勾配のある屋根であっても必ず設置されており、屋根面の荷重を支える役割がある。

垂木(たるき)

【豆知識】

一般的には約45cm間隔で設置する。
屋根材の固定などもこの垂木に合わせて釘を打てば、屋根の強度に繋がったり、雨漏りの可能性が少なくなる。

野地板(のじいた)

ストレートや瓦など屋根材を支えるために張る板の総称。
野地板の「野」は目に見えない所に用いるという意味。野地板は屋根材を設置すれば屋根の上からはほとんど見えなくなるので、「野」地板と呼ばれる。

垂木の上に設置してあるのが野地板。
以前は18cmくらいの幅で厚さ5mm位の板(小幅板)を重ねて設置していたが、最近は厚さ9mm、または12mmの構造用合板(1800㎜×900㎜)を使うことが主流。

野地板(のじいた)

【豆知識】

屋根の土台であるため重要。
耐用年数が20年~30年であるため屋根の葺き替え時等に屋根材と合わせてメンテナンスを行います。

ルーフィング(防水紙)

野地板の上部に設置するシート。
雨から室内を守ってくれる。
屋根材に不具合があっても防水紙に不具合がなければ雨漏りに発展することはない。
一般的な防水紙から改質アスファルトルーフィング、粘着タイプのもの、厚手の粘着タイプのものなど種類は多岐に渡っています。
最近は遮熱タイプも出ています。

ルーフィング(防水紙)

『アスファルトルーフィング』

汎用されているルーフィングシート。
ルーフィングシートの中ではグレードが最も低く、貼り付け後10年程度で劣化が始まる。
「アスファルトルーフィング940」と呼ばれる製品が最も流通している。
ほとんどの新築住宅ではアスファルトルーフィング940がつかわれている。

『改質ゴムアスファルトルーフィング』
改良された耐久性の高いルーフィングシート。
「改質ゴムアスファルトルーフィング」「ゴムアス」「ゴムアスファルトルーフィング」とも呼ばれている。