今回はあるスーパーの雨漏りの調査です。
店内の様々なところで雨漏りしているとのご相談をいただき現地へ向かいました。
他社の見積もりでは屋根を全て葺き替える必要があるとのことでした。
初見の調査では、雨漏りに加えて結露の可能性もあることが分かりました。
以下の5箇所は、雨漏りが起こっている可能性があったところです。
また、下の写真の天井ではAC冷媒管の周りの冷たい空気が結露してカビが発生した可能性や、
冷蔵ショーケースの上の天井では、ショーケースの冷たい空気と外気の温度差で結露が起こってカビが発生した可能性があることが分かりました。
雨漏りが疑わしい箇所に水をかけて雨漏りを調査していきます。
位置図の①の場所の天井を剥いで天井裏を見てみると、これまでに何度も雨漏りの改修をした跡があり、その増築部分から雨漏りが確認できました。
①の場所の屋外から範囲を狭めて水をかけていくと、シーリングの劣化による隙間が見つかり、そこから雨漏りしていたことが分かりました。
同じように赤の②の場所の屋外から範囲を狭めて水をかけていくと、波板スレートに穴が空いており、そこから雨漏りしていたことが分かりました。
位置図の③の屋根から水をかけると雨漏りが確認されましたが、これまでに何度も修復されており、屋根を剥がさないと特定ができませんでした。
天井を剥がすと、屋根裏の樋から雨漏りが確認できました。
青の②の場所では、店内で雨漏りが確認されました。
確実な原因は特定できませんでしたが、天井裏のCバーなどを伝って水が漏れてきたと考えられます。
そして、これらの調査をまとめた報告書を作成しました。
法人様や保険会社向け用に雨漏りに関する調査と報告書の作成も行っています。
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